法定相続分の計算はどうやる? - 今更ききにくい法定相続分の話

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法定相続分の計算はどうやる?

遺産相続をするとき、各相続人ごとに法定相続分が決まっているわけですが、いざその割合に沿って分割しようとすると、具体的に各人が遺産の何割を引き継ぐのかで戸惑う場合もあるでしょう。
状況によっては少しややこしい分配になることもあり、多少の計算が必要になることもあるからです。

たとえば相続人が配偶者と子供3人だった場合、配偶者の方は遺産全体の半分が法定相続分ですから、単純ですね。
ただ、子供の方は3人で遺産の半分を分け合う形になりますから、元の遺産の何割が1人あたりの取り分になるか、計算が必要です。
このときは、子供全体の取り分が遺産全体の2分の1で、それをさらに3等分するため、3分の1をかけます。
この結果、子供1人あたりの法定相続分は、遺産全体の6分の1となります。

もし子供3人のうちの1人が遺産相続を放棄したら、どうなるでしょうか?
このときも子供全体の取り分は変わらず、遺産全体の2分の1です。
コレを今度は放棄しなかった子供2人で2等分しますから、また2分の1を掛けます。
計算の結果、遺産を相続する子供1人当たりの法定相続分は、元の遺産全体の4分の1となります。

このようにして、法定相続分は計算できます。
さらに他の例をご紹介しましょう。

今度の法定相続人は、配偶者と故人の兄弟姉妹です。
兄弟姉妹が全員で5人いたとしましょう。
配偶者と合わせて合計6人の相続人がいるわけですが、各人の法定相続分はどうなるでしょうか?

やはり単純なのは配偶者です。
故人の兄弟姉妹と遺産を分け合う場合、遺産全体の4分の3が配偶者の取り分です。
コレを除いた残りの4分の1が兄弟姉妹全体での取り分となり、残りを5人でさらに分け合う形なります。
これの計算方法は先ほどと同じで、残りの遺産量となる4分の1と、5等分するための5分の1を掛けます。
その結果、兄弟姉妹の1人当たりの法定相続分は、元の遺産全体の20分の1となりますね。

このように、計算方法さえわかっていれば、各相続人のケースや人数に応じて、必要な割合がわかります。
間違いなく分割するため、知っておくといいでしょう。