法定相続分は改正されることもある? - 今更ききにくい法定相続分の話

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法定相続分は改正されることもある?

法定相続分を知るときは、常に最新の情報をチェックしてください。
なぜなら、これは法律に基づく規定であり、法律である以上は改正されることがあるからです。
法律が改正されると、法定相続分が変わることになります。

実際に法令の改正により、これが変わった例があります。
それが、非嫡出子に与えられる法定相続分です。
嫡出子とは、婚姻関係にある男女から生まれた子供のことです。
つまり非嫡出子とは、婚姻関係になかった男女から生まれた子供で、つまりは隠し子と呼ばれたりもする子供のことですね。
そのような子供でも、生まれた後に認知さえすれば、実際の親と戸籍上でも親子関係ができます。
ですから、その親が亡くなったときは、たとえその親に別の家庭があり、別の子供もいた場合でも、非嫡出子に法定相続分が与えられます。

ココで与えられる枠の大きさですが、現在は嫡出子と非嫡出子との間に差はありません。
隠し子だろうとそうでなかろうと、戸籍上で親子関係が確認できる限り、平等に法定相続分があるんです。

これが以前は違ったんです。
法改正がされる前まで、相続人となった非嫡出子の法定相続分は、嫡出子の半分とされていました。
たとえば相続人が配偶者と子供2人で、その子供がそれぞれ嫡出子と非嫡出子だったとしましょう。
このときの法定相続分は、配偶者が50%、嫡出子が約33%、非嫡出子が約16%となっていたんです。
相続権や法定相続分はあっても、隠し子といった非嫡出子は不利だったんですね。
コレが法改正され、現在は差がなくなっています。
先ほどの例のような状況になれば、配偶者50%、嫡出子が25%、非嫡出子が25%といった分け方になりますね。

このように法定相続分は、それを規定している法律の改正に合わせて、その都度変更される可能性があります。
ですから、できるだけ最新の情報をチェックしてください。
古い規定で法定相続分を決めると、現在の規定と食い違っているため、あとでやり直しを要求される恐れもあります。
そのような事態を避けるため、法定相続分の規定の改正に注意してください。