隠し子に法定相続分はある? - 今更ききにくい法定相続分の話

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隠し子に法定相続分はある?

故人の子供は優先順位の高い相続人であり、法定相続分も比較的大きめです。
遺族の生活保障という意味では、故人の子供に遺産が回るのが自然ですからね。
ただ、子供は子供でもそれが「隠し子」だった場合はどうでしょうか?
このときでも相続できる場合もあり、通常と変わらない法定相続分となる場合もあります。
ただ、相続人になれない場合は、法定相続分もゼロです。
ポイントは、その隠し子が故人の遺産相続人になるかどうかですね。

これはその隠し子が、故人に認知されているかどうかによります。
認知とは、その子が確かに自分の子供であると、正式に認めることですね。
これをすると、その子供と認知した親との間には親子関係ができます。
その事実が戸籍にもきちんと載りますから、婚姻関係のある男女から生まれた子供と同じように、親子としての権利を主張できるようになります。

ですから、認知さえされていれば、たとえ故人やその家族とほとんど面識がなかったとしても、相続人に確定します。
法定相続分は、「故人の子供」としての枠になりますね。
故人が亡くなった時点で配偶者もおらず、他に子供もいないなら、その隠し子だけが相続人となり、故人の遺産を一人ですべて引き継ぎます。

もし故人に他の子供がおらず、配偶者だけがいた場合、この配偶者と遺産を等分する形になりますので、隠し子の法定相続分は50%です。
故人に配偶者がおり、さらに別の子供もいる場合は、まず配偶者が遺産全体の50%を取得し、残りの半分を子供と隠し子で等分します。
子供が1人なら隠し子の取り分は25%となりますし、2人なら約15%が取り分になりますね。
このように認知されていれば、故人の子供として普通に法定相続分があります。
隠し子だからと、それだけで法的な枠が減るわけではありません。

では認知がない場合はどうなるでしょうか?
このときは、故人との間で親子関係を証明できないため、そもそも相続人になれません。
ですから、法定相続分もゼロとなります。
認知されている場合は特に問題はないのですが、そもそも認知されていない場合は気を付けてください。